aikoさんの曲「milk」について〜Bメロ〜
※この記事は佐野康夫さんのドラムプレイがただただカッコいいという記事です。
また個人の考察であることをご容赦下さい。
前回はAメロについて少し書きました。
aikoさんの「milk」について、次はBメロに移っていきます。
Bメロでは、尺が倍になるような感じです。正しい音楽用語でなんと言うのか知りませんが、尺が倍になるので私は半テンポになると思っています。(ご存知の方いたら良ければ教えて下さい、出典や根拠を確認の上、訂正を検討します故)
ドラム的にはまぁ1番Bメロだけあって、比較的同じフレーズが出てきます。
そして、ここBメロで言いたいのは歌詞・メロディーとドラムフィルインの兼ね合いです。
Bメロ6小節目の歌詞「真っ白い光に」
の「ひーかーりにー」の部分がドラムのフィルインと相まっているように感じます。
このフィルについて、まずは1拍目裏のスネア。
(ズッズッズタンのビートの延長とも捉えられます)
そしてスネアのプレスロールからのハイハット➕バスドラに行くフィルです。
(プレスロールは、もしくはダブルストロークの可能性もあり)
因みにこれは二番のBメロ「今日〜は〜」でもドラムフィルインが同じ様になっています。
J-POPではこういったフィルはシンプルで通常あまり聞かれない気がします。
ただ、改めて振り返るとジャズではまぁ使われるであろうタイプのフィルインな気がしますが。
にしても、これらの一連のフィルが「ひかりに」の特に「か」と「り〜」に対してパンチを効かせている気がします。
また、メロディーが高音域に行っているので、ドラムがスネアのロールの低音域側で支えている様にも思います。
(ハイハットなどは通常高音域ですが、ボーカルのメロの移動と比べた時にという意味です)
恐らくですが、私的には、歌詞・メロディーとドラムのフレーズが相まってカッコいいドラムフィルインとなっていると思うのです。
この組み合わせは秀逸です。
当たり前なのかもしれませんがプロって凄いなぁ。
合っているかは分かりませんが、これは自分的にはなかなか気付かない所だったと、感心させられました。
これからもご活躍を期待します。
以上です。