aikoさんの「蒼い日」の感想
自分はこの曲が好きすぎて、ドラマー目線での感想を書いてみます。
まずバラードなのでゆっくりな曲調です。
まずボーカルのaikoさんの特徴として、歌詞が良い。そしてメロディーがいい。名曲だなと。
歌詞については深い考察はしませんが、なんだかすごく切ない気持ちになる歌詞です。
ただ、以前に佐野康夫さんが言っていたのですが、静かな曲であってもドラムが曲に入るという事はどこかに熱い部分があるからだと思うと仰っていました。私はこの曲はまさしく歌詞の中にも熱い気持ちが含まれていて(それが明るい気持ちとは限りません)、そして、それを表現する為にドラムが入っているのではないかなと思います。
その上でのバラードとしてのドラムが素晴らしい。
ドラムも優しい音色ではあるがりますが、決して弱くはない打感。キレもあります。
・ドラムフレーズの特徴
【シンバルフィルイン】曲の所々に、シンバルを左右でシャシャシャーンとする技も沢山出てきます。またその時にハイハットも絡めていますが、佐野さんが使っているのは16インチの低めのピッチのハイハットなので、シンバルと同じ様な使われ方をしています。
因みに普通は、たとえば多くの音楽スタジオで置いてあるのは14インチのハイハットが主流(というかほとんど)です。16は通常はクラッシュシンバルのサイズに分類されてくるような大きさです。しかし、それくらい大きいハイハットをうまくフレージングに活かしていくのが流石だなと思います。
【左手クラッシュ】
途中に出てくるのですが、一時期佐野さんが良く多用していた16部の裏で左手でクラッシュ+バスドラ、すぐに16部の表でスネアという組み合わせが見られるます。
他のドラマーではあまり見られないフレーズかと思いますが、オルタネートなので意外とフレージングは自然なのですが、やはり16裏にバスドラがクラッシュと入るし、しかもそれが左手というのは、慣れないと叩くの難しいと思います。
本日は以上です!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!