aikoさんの桜の時のドラムのハイハットは本当に四分音符なのか?問題
aikoさんの桜の時の佐野康夫さんのドラムプレイについて考察していきたいと思います。
さて、aikoさんの「桜の時」といえば超がつくほどの有名曲ですね。
ドラムはもちろん佐野康夫さんです。
(PVでは違う方が写っています)
この曲を叩く時に難しいなと思うのが、とにかくハイハットとスネアのゴーストノートだと思っています。
そしてついつい四分音符でハイハットを叩きがちです。
しかし、そうすると、体感的にちょっと音符と音符の間が長い感じがします。そして、ニュアンスが出ない気がします。
思うに、この曲はエイトビートよりもハーフタイムシャッフルのフレーズに近いのではないかということです。
つまり四分音符の直前に三連の音符がゴーストで入っている。そして三連の中抜きで、真ん中はスネアのゴーストが入っているというフレーズに近い気がします。
しかしながら、常にハーフタイムシャッフルで刻んでいる訳ではなく、所々は四分音符でハイハットを刻んでいるように思います。
またスネアのゴーストも必ず真ん中に入っているわけではなくエイトビートに近い感じがします。
それにしても、シャッフルのリズムでハイハットを叩こうとすると、しかも一打目は裏で弱く叩いています、2打目は強く叩いています。かなり手の動きとしては早いです。
実際、ライブ映像ではご本人もそのように叩いている時も結構見かけますし、ライドに行った時などは結構2打で聞こえますが、音源は何度聴いても聞こえるか聞こえないか微妙な感じです。
ただ、ライブ映像での本人が叩いているので、それなりに、実際そうやって叩いているのだろうなと思っています。
そして、それに加えてなのですが、
佐野康夫さんのハーフタイムシャッフルチックなプレイが全く曲を邪魔しないというのが素晴らしいです。所々ハイハットのオープンが入っていたら、足も16分音符で入っていたりします。
だけども、目立つわけでなく曲を叩いているのです。
これは佐野康夫さんらしさの一つだなと思います。
正直とても難しい曲だなと思います。
何というか、一見ドラムは簡単に聞こえるんですが、完全にトラップですね。
ただ、よくよく聞いてみると、シンプルなようでとても複雑で、だけどもすごく真似したくなるような奥深さというか、なんともドラムの奥深い世界が待っている気がします。
是非、皆さんも聞いてみてくださいね。