練習法その2
2つ目の練習法は85%のルールです。
また長文になってしまいました。
②85%ルール
こちらは昔ダイゴさんが紹介されていた論文を元にした練習時の考え方です。
その論文では学習をする時に、テストの点数は85%の正答率が1番学習を継続するのに良いとあります。
要するに適切な難易度を設定して練習をする、という事です。
適切な難易度というのが85%に紐付いていると思います。
イメージとしてはテストでもし85点を取れれば「結構良い点数が取れた!」という嬉しさと「まだもうちょっと足りないな」という悔しさが丁度いい塩梅の点数なのだと思います。
さらに言えば0点に近ければ難易度が高すぎるし、そうかと言って100点では難易度が簡単すぎてつまらないという事なんだと思います。
・難易度が高いことについて
私は楽器を始めてから難易度が高いものに出会い続けている気がします(特に佐野康夫さんのドラムが良い意味で真似できないので難し過ぎる)が、小さい頃からの経験を含めても結構何度か挫折しています。研究結果から見ても難易度が難し過ぎるのは続けていく上で好ましくないという事ですね。
これはなんだか経験的にわかる気がします
・難易度が低過ぎることについて
要するにあまりにも簡単過ぎるものは飽きてしまうという事です。これは少し分かりづらいかもしれません。
例えば、学校での小テスト(到達度テストや定期テストなどではなく事前にやるようなテスト)で100点を取るという例はどうでしょうか?一見良さそうな気がします。一旦、考えてみましょう。
良くある学校の小テストでも100点を取ったら(私は余り経験は無いですが)、それはそれで簡単過ぎて「悔しいから更に学ぼう」とは思わなくなってしまわないでしょうか?
100点では同じ事をそれ以上学ばないのであれば継続とは異なってくるとも考えられます。
85点だったので「もう少し勉強しなくちゃ」と本人が思うのが、学習の継続に繋がっているという考え方ですね。
100点を取ったら、同じ内容の学習は止めて次に進む、という考え方もこの延長線上にあると思います。定期テストなどの到達度テストの趣旨とはまさに100点をとる事でしょう。
加えて、競争原理が働くような受験などでは高い点数を取った方が良いのでしょうし、あえて点数を低く調節して85%にする必要もないとも思います。
しかし、学習を継続していくという点においては85%を目標にしてドラムの学習をし練習を継続していくというのは自分に合っている気がします。
(全ての人に合うとは思っていませんので、自分に合うか気になるのであれば試してみた方が良いと思います)
加えてもし15%出来てないじゃないかという場合には出来なかった所を再度学習してもう一度できなかった所をテストすれば良いわけです。85%を二回行う事でほぼ100パー(97.75%)になります。
そして、同じ内容の学習を継続することのミソは、分散学習にも繋がってくるという事になります、
時間をあけて継続して反復学習する事が理にかなっているということが分かっていますので、それに繋がる難易度の設定をして継続して学習することが良いのではないかな?という事です。
現在私はドラムの練習ではコーチング機能を取り入れています。コーチング機能では100点満点で評価してくれるので、テストして大体85点が取れるような難易度にしています。
私のレベルだとテンポ60で片手で四分音符とかのレベルですが、やはり集中して取り組めると感じていますし、85点取ったら結構嬉しいんですよね笑。
こらからも継続していきたいと思っています。
以上です。
読んで頂き有難うございました。