佐野康夫さんのフォーム考察
今回も佐野さんのドラムが素晴らしいという個人的な意見です。
佐野康夫さんはドラムを叩かれる時に非常にしなやかなフォームと思います。
きっとこの動きが、パワーとスピード、コントロール性、正確性、動きやすさに繋がっていると考えています。
昔からこのフォームについて研究してきましたが、今のところ2つの動きがキーとなっているのではないかと考えています。
1つ目
叩いた後に、腕をあげるときに手首を脱力しているのではないかと考えています。
順番として手のひらよりも上腕の方を先に上げているのではないかと思います。
この事により手首の筋肉ではなく、より大きい上腕に付いている筋肉でスティックを持ち上げることが出来るのでよりパワーが出て、その後に振り下ろす時に遅れて手のひらが降りてくるのでパワーが更に加算されていると感じました。
2つ目
最初に構えた時の形ですがスティックと手首と上腕が真っ直ぐになっているように見えます。
これをやろうとすると、スティックを少し上に持ち上げるようなイメージで持つとまっすぐ持てるのですが、これをスタートポジションとする事で最初にスティックを保つ程度に軽く握っていた手首を脱力して上腕を上げる事になります。
これだけでかなり位置エネルギーが溜まっている気がします。
その後振り下ろして叩いた後にも、通常は手首は倒れているのですが、多少手首が上がる方向に動く事になります。
この事からショックの吸収、そして常に同じ位置に戻るという安定化、次の動作に動きが繋がりスムーズになるという効果があるように思います。
今のところは自分が叩いてみて、動きも似ているし、上記のように自分が感じただけなので、本当にこれがあっているのか、効果があるのかは不明ですが、もっと練習して突き詰めていきたいと考えています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
追記20/10/11
その後のフォームの考察について記載しました!しばらくシリーズのように続きます。